シドニーでカフェを訪れる（その１）

コーヒー好きな筆者は、シドニーにあるいくつかのカフェに立ち寄りました。日本でも有名なコーヒーチェーン店からローカルに人気のお店など、５つのカフェを紹介していきます。

スターバックス York Street 店

Wynyard stationから歩いて１分ほどの場所にある店舗。一見すると狭そうな店内ですが、奥まで細く長くフロアが続いていきます。混んでいそうに見えても、思いのほか席に座ることができました。レジカウンターに並行するように、スターバックスグッツが並べられた長い棚が設置されています。ベンティサイズ以上のタンブラーなど、日本では入手できない商品を探し出すのも一つの楽しみですね。

日本の店舗との違い

• 日本のスターバックスとの大きな違いは、まずレジで名前を伝えること。注文シールに名前が記載されるので、取り間違いの防止にもなりそうです。日本でも、「モバイルオーダー」では名前を記す必要がありますよね。
• オーストラリアにはフラットホワイト（Flat white）という種類のコーヒーがあり、度々頼んでいました。エスプレッソ（ロングブラック）にスチームミルクを加えたもの。「スターバックスラテ」と少し似ていますが、ミルクの分量や入れ方の違いから味も異なります。スターバックスラテよりもミルクの風合いがやや強く、よりまろやかな味わいです。
  普段デカフェを飲んでいる筆者にはちょうど良く、日本のメニューにも加えて欲しい一品。他にもいくつかカフェを訪れましたが、スターバックスのフラットホワイトが個人的には一番好きでした。
• 牛乳の種類をアーモンドミルクやソイミルクに変更すると、＄0.5がプラスで加算されます。「聞いてないよー」と心の中で叫びましたが、確かにメニュー表にアーモンドミルク等の追加料金が載っていました。以後、オーストラリアでは牛乳の種類を変更しないことに…。

スターバックス The Rocks 店

昔の面影が感じられる建物が残る、「ロックス（The Rocks）」にあります。私は朝10時頃に訪れたので、人はまだ多くありませんでした。しかし、シドニー観光の中心地であることからも、立地的に混雑しそうな店舗。歴史的な建造物を改修した店内は、重厚感がありました。特にGeorge streetから入ったところにある部屋は、天井が高く開放的。窓は縦に長く配置され、床にはタイルが敷き詰められていました。時間を経て有した独特な雰囲気は、内装を見ているだけでも楽しいです。

さらに店舗は奥に続いていき、テラス席もありました。中２階が設けられた変わった構造のスペースは、手狭で空調がかなり効いていました。先にお話しした、George street側にある席が断然おすすめです。今回訪れたスターバックス２店舗は、全体的にアジア系のお客さんが多い印象でした。

The Grounds of Alexandria Cafe

The Grounds of Alexandria Cafe（ザ グラウンド オブ アレキサンドリア カフェ）は Alexandriaにある話題のスポットで、コーヒー豆を自店で焙煎。グリーンスクエア駅（Green square station）から南西方面に歩いて約15分のところに位置します。

朝７時半からの開店で、私は土曜日の８時頃に行きました。広い店内でしたが、それから30分も経つとほとんどの席が埋まっていたため、早めの入店をおすすめします。なお、平日は７時から開いていて、よりゆっくりできるようです。予約も受け付けている¹ので、利用するのも一つの手。
入店の際は、入口にある受付カウンターのスタッフに声をかけることを忘れずに。スタッフが席まで案内してくれます。「都会の中で田舎を体感する」というコンセプトの下、店内の装飾もそのイメージに沿った、素朴だけどおしゃれな空間になっています。

コーヒーはレギュラーサイズのWhite（＄5.0）を注文。通常のフラットホワイトは違い、ブラックコーヒーにミルクを注ぐスタイル。食材にも地元のものやオーガニックのものを使っていて、こだわっています。私はチアシードにマンゴーやバナナ、ほのかに甘い豆のペースト、ミントが添えられたパフェを頼みました。コーヒーと一緒に、パンケーキを注文しているお客さんも多かったです。少々値段は高めでしたが、優しい味でおいしく頂きました。

The Groundsはカフェ、レストラン等から成る複合施設です。施設内に併設されたイベント会場にも、カフェのレシートを提示することで入場できます。私はクリスマスシーズンに訪れたので、それに関連したイベントが催されていました。ポインセチアやクッキーなどでデコレーションされた、華やかな会場。どこを切り取ってもインスタ映えする演出で、家族連れも多かったです。（その２へ続く）

1. 入店の１時間前までに予約が必要。週末は「当日の予約を受け付けていない」等の規定があるので、公式ホームページでご確認ください。 ↩︎