オーストラリア初心者が自力で行く、「シドニーからハンターバレー（Hunter Valley）への日帰り旅行」。旅費を抑えるためツアーは敢えて使いませんでした。電車とローカルバスを利用して、ハンターバレーへ向かいます。
ハンターバレーへはツアーで行くしかないのか？
ハンターバレーには、数多くのワイナリーが点在しています。ワインを購入したり試飲したりと、ワイン好きにはこの上ない場所。そのような観光資源を持つ街へは、様々な種類のツアーが出ています。
しかし…
この出費を何とか節約できないかと、色々考えました。ところが、ツアーで行く以外の方法がほとんど載っていません。もしタクシーやバスを予約するとしても、片道で１万円以上するようでした。逆にワインのテイスティング等が含まれるツアーの方が、安く簡単に行けそうです。車の免許は持っているものの外国で運転する勇気はなく…、国内でもペーパードライバーなのでなおさらです。
それから、とにかくたくさん調べました。もしハンターバレーやその周辺で１泊するならば、余裕を持って行けそうでした。ただ日帰りとなると電車やバスの本数が限られてくるため、時間的に厳しそうです。その後も検索を続けると、シドニーから北西160km地点にあるセスノック（Cessnock）という街からも、ハンターバレーへ行けることが分かりました。
シドニーからセスノックへは、電車とローカルバスを乗り継いで行けそうです。オーストラリアの交通機関が検索できるアプリケーション（乗換案内のようなもの）を使うと、無理なく日帰りができる、以下のようなちょうど良い時間も出てきました。全てが同じ行程でなくても、例えば「Strathfild stacion」を起点に行くことも可能です。ぜひ応用ください。
それでは、おいしいワインを求めてハンターバレーへ向かいましょう！
実際に利用したシドニー郊外からハンターバレーへの道のり（2024年1月時点）
ホテル（Parramatta近郊）5:40発→Clyde station 6:07発→Strathfild stacion 6:20着/ Strathfild stacion 6: 28発→Morisset stacion 8:12着/ Morisset stacion 8:20発→セスノック（Vincent st at Edward st）9:17着（163番）
セスノック（Vincent st at Edward st）16:44発→Morisset stacion 17:50着（163番）/ Morisset stacion 18:05発→Strathfild stacion 19:45着/ Strathfild stacion 19:54発 →Parramatta stacion 20:08着/ Parramatta stacion発→ホテル 20:30着（920番）
（電車…青色 バス…赤色）
ホテルからMorisset stacionまで
出発する時刻が午前６時前と早かったので、最寄りのバス停から駅まで行くバスがありませんでした。そのため、20分ほどかけてClyde stationまで歩きました。日は出ていたので暗くはなく、治安面でも危険はなかったです。
無事にClyde stationへ到着し、T2 線（Central方面）の電車を待ちます。ホームで待っていたのは他に１組の家族のみで、朝の清々しい静けさを感じました。
その後ホームへ入ってきた電車に乗り、Strathfild stacionでCentral coast & Newcastle line（Newcastle方面）の電車に乗り換え。Strathfild stacionでは電光掲示板を頼りにしましたが、ホームの数は限られていて、難しさはなかったです。
Strathfild stacionからMorisset stacionへ、１時間半以上は時間があるため少しゆっくりとできました。水辺の地域を電車が走っていきます。そこにはのんびりとした風景が広がり、朝の光が水面に映ってきれいでした。
Morisset stacionからセスノックへ
Morisset stacionへはほぼ定刻通りに着きました。ここで電車が遅れるとバスへの接続が上手くいかないため、内心ひやひやしていました。Morisset stacionの駅を出て右手に進んだところに、バス停がありました。バス停の数は少なく、バス停には「バスの番号」も表示されていて、分かりやすかったです。このバスも定刻通りに出発し、目的地であるセスノックへは１時間ほどで到着します。
バスに乗車する際は、Opalカードをタッチ。併せて、運転手の方にも「Hi」「Hello」など挨拶をしました。多くの乗客も挨拶をしていて、降りる際も「Thank you」と声をかけている人もいました（運賃が無料になる日は特にそれが顕著でした）。気さくに挨拶を返してくれる運転手も多かったです。ちなみに、セスノックでは帰りも同じ運転手さんだったので、「ハンターバレーはどうだった？」と声をかけてくれました。
セスノックまでは、のどかな田園風景を見ることができます。牛を始めとした動物たちが、所々で放牧されていました。そのようなのんびりした雰囲気とは反対に、バスは結構な勢いで飛ばしていきました。
それでも、途中の町で時間調整を入れていたため、セスノックへはほとんど予定通りの時刻に着きました。終点まで行ってしまうと、「ハンターバレーのワイナリー地帯」からやや離れるため、少し手前のセスノック中心街で降りました。なお、同じバス停でほとんどの乗客が降車していました。
（後編へ続く）
神奈川県出身で美術大学卒。中南米に３年間住んだ経験があり。国内海外を問わず旅行が好きで、これまで様々な場所に足を運びました。海外の国では、中南米やアジアを中心に24か国を訪問。
自分の経験が何か旅のヒントになるのではないかと思い、ブログを始めました。地元のバスや電車等を使った移動を好み、ややマニアックでオリジナルな情報を発信します。
YouTube『Pepemi Andanzas』でも、旅をテーマにした動画をアップしています。
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