フィリピン中部にある町、セブ島にも近いイロイロ(Iloilo)。ここには数々の魅力的な観光スポットがあります。さらに、「観光地化し過ぎていない」ところにも惹きつけられました。
今回の旅行では、ギマラス島やモロ教会、ガリンファームを中心に訪れました。前編は、モロ教会、ガリンファーム、大型ショッピングモール等を取り上げます。行き方も詳しく解説!
4日間の旅程 in イロイロ
- 日目
早朝:イロイロ到着
観光局 イロイロ市内観光1 ギマラス島船乗り場確認 - 日目
ギマラス島 イロイロ市内観光 - 日目
モロ教会 イロイロ市内観光 - 日目
ガリンファーム
夜:イロイロ出発
全体的に少々急ぎ足で巡り、いくつか行けない場所もありました。土地勘がなかったことも影響しています。それらを踏まえると、あと1日か2日は余裕が欲しかったです。
イロイロ到着前日は移動日で、ほとんど休めていません。午後からはホテルで休息を取りました(チェックインの時間になるまで、時間を潰していました)。そのため、1日目はほとんど何もできませんでした。
まずは観光局に
観光局は、非常に分かりづらいところにありました。隣接した政府機関や美術館に入ってしまい、かなり迷いました。
椅子で5分ほど待っていると、担当者が現れました。想像していた開かれた空間とは違って、英語がほぼ話せない筆者には、かなりハイレベルな展開に。幸い同行者が少し話せたので任せました。
担当してくれた方は、大変親切でした。イロイロの観光地でおすすめの場所を、丁寧に説明。加えて、A4サイズのパンフレット2冊を頂きました。
行き方
まず、General Luna St.にあるCasa Real(王室)に入ります。入口右手の受付で名前を書くように言われるので、記帳。それから、観光局がある扉まで案内してくれました。
観光局(Department of Tourism)
住所:PH29+QMR, General Luna St(Casa Real内)
モロ教会
イロイロの市街地だけでも、20を超える歴史的建造物があります。中心部から西へ3km、モロ地区に佇む「モロ教会」は、その中の一つです。1831年に建てられた教会で、屋根が赤色の2つの塔が特徴的。白いサンゴが使われた外壁は趣があります。内部の側廊にも女性聖人の彫像が並んでいて、見応えがあります。
なお、モロ教会の正面「Molo Plaza」を挟んだところに、モロマンション(Molo Mansion)もあります。1920年代に建てられた建造物。砂糖で富を得た地元の男爵たちが住んでいた邸宅で、かつての栄光が復元されています。モロ教会と合わせて訪れてみてはいかがでしょうか。
行き方
市街地からは、ROUTE 7(Compania to City Proper Loop)やROUTE 9(Mohon to City Proper Loop)等のジプニーで行くことができます。
モロ教会(Molo Church)
住所:132 San Pedro St, Molo
ガリンファーム
「巡礼の旅」を始め、動物の小屋やアトラクション施設があります。休日をファミリーでゆっくり過ごすのにも、おすすめの場所です。入口から長く続く「緑のトンネル」は大変きれいでした。花が咲くころに訪れると、一層華やかになりそうです。
巡礼の旅
ガリンファームを代表する巡礼の旅(Pilgrimage a Journey from Creation to Ascension)では、イエス・キリストの物語を体感することができます。人形を用いて立体的に表現されているので、カトリック教徒でなくても分かりやすかったです。
キリストの昇天まで、「一直線の長い上り坂の階段」が続きます。これに日差しや暑さが加わると、かなりハードな道のり。体調を整え、サングラスを持参することをおすすめします。
瞑想のダークトンネルを抜けると、目の前に一面真っ白の「キリスト昇天」の場面が広がります。背後の十字架も印象的。全体を通して、教会に近い施設であるように感じました。映えるスポットとして話題となっていますが、このことも気に留めておくと良い気がします。
行き方
公共交通機関を使った行き方
イロイロ市街→ Mohonターミナル→ ガリンファーム入口→ ガリンファーム
所要時間:市街からガリンファームまで約2時間半
・イロイロ市街→ Mohonターミナル ジプニー PHP28.5
・Mohonターミナル→ ガリンファーム入口 行き:大型バス PHP106 帰り:ジプニー PHP91
・ガリンファーム入口→ ガリンファーム 行き:トライシクル PHP50 帰り:徒歩
MohonターミナルまではROUTE9、Oton行き等、「Mohon」の表示があるジプニーで行けます。Mohonターミナルでスタッフに行先を伝えると、「ガリンファーム行き」バスに案内してくれます。ガリンファーム入口までは、「San Jose」「San Joaquin」行きで向かいます。所要時間は1時間ほど。ガリンファーム入口は「San Joaquin」中心部の少し手前にあります。
ガリンファーム入口(ガリンファームの看板が目印)で地図を確認していると、タイミング良くトライシクルが来ました。歩いても20分ほどで着きます。ただ、ガリンファーム内でもかなり歩いたため、往路だけでもお願いして正解でした。さらに、ガリンファーム入口→ガリンファームは上り坂になります。
復路はガリンファーム入口まで歩いて戻り、そこから「ジプニー」を拾いました。ガリンファーム→Mohonターミナルでは、往路で乗車した大型バスと車種が違いました。それに伴って、料金も異なります。大型バスはエアコン付きで停車するバス停も少なく、乗車時間も若干短かったです。
ガリンファーム(Garin Farm)
住所:H4WQ+PGV, San Joaquin, 5024 Iloilo
入園料:PHP150
ショッピングモール
イロイロ市街には、小規模のものから大規模のものまで、様々なショッピングモールがあります。その多くに、スーパーマーケットが併設されていました。入口では警備員が待機していて、入店客の所持品をチェック。検査が男女で別れている施設もあります。なお、出る際には特に検査はありません(入口と出口が違う店舗もあります)。
大型のものでは、主に下記のショッピングモールを訪れました。近代的で洗練されているところもあれば、ローカル色が強かったところもあります。それぞれに面白味があるため、いくつか訪れてみるのも楽しいです。
近代的なモール
ローカル感が残るモール
[穴場]サンバースト パーク イロイロ
ガイドブックにもほとんど載っておらず、超穴場の観光スポット。ここへは、ぜひ「夕暮れ時から夜」にかけて訪れてみてください。公園の木には点々と明かりが灯っていて、圧倒されました。ショッピングモール内でも、同じような装飾が施されていたものがありました。流行りなのか伝統的なものなのか、とてもきれいでした。他にも、第二次世界大戦に関する石碑やチェスのテーブルが置かれています。
カップルや仕事終わりの人々がベンチに腰を掛けて、ゆっくりと団欒しています。また、この公園の周りには屋台などが出ていて、夜でも賑やかです。学生も多く治安の悪さは感じませんでした。それでも夜なので、より注意してお出かけください。
行き方
市街南東、街のやや外れにあるPlaza Libertadから近いところに位置します。なおPlaza Libertadへは、ROUTE 3( UNGKA TO CITY PROPER VIA CPU LOOP)を始め様々なルートのジプニーが走っています。
サンバースト パーク イロイロ(Sunburst Park Iloilo)
住所:MHVC+FP8, JM Basa St, Iloilo City Proper
【ギマラス島編】へ続く
「予算を抑えて豊かな旅を!」をテーマに、旅行のアイデアを記事にしています。
自分の経験が何か旅のヒントになるのではないかと思い、ブログを始めました。地元のバスや電車等を使った移動を好み、ややマニアックでオリジナルな情報を発信します。
神奈川県出身で美術大学卒。中南米に3年間住んだ経験があり。国内海外を問わず旅行が好きで、これまで様々な場所に足を運びました。海外の国では、中南米やアジアを中心に24か国を訪問。
YouTube『Pepemi Andanzas』でも、旅に関連した動画をアップしています。
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