初めてのフィリピン・イロイロ観光 どこに行く?【ギマラス島編】

フィリピン

フィリピン中部にある町、セブ島にも近いイロイロ(Iloilo)。ここには数々の魅力的な観光スポットがあります。さらに、「観光地化し過ぎていない」ところにも惹きつけられました。
今回の旅行では、ギマラス島やモロ教会、ガリンファームを中心に訪れました。前回の【イロイロ市街&周辺編】に続き、「ギマラス島」の情報をお届けしていきます。島への行き方や、そこでの過ごし方も時系列順に詳しく解説!

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ギマラス島について

ギマラス島(Guimaras)は、イロイロがあるパナイ島の南にあります。マンゴーが有名で、島の玄関口であるJordan Warf(ホルダン埠頭)では、さっそくマンゴーの像が迎えてくれました。島は豊かな自然にも恵まれ、数々のビーチリゾートが点在。イロイロからは船で約30分と、アクセスのしやすい場所にあります。イロイロに滞在する際は、併せて訪れたい場所の一つです。

ギマラス島での日程

8:00 イロイロのホテル→ 8:50 イロイロフェリー乗り場→ 9:40 ギマラス島(Jordan)→ 10:10 レストラン(The Pitstop Restaurant)→ 11:40 ビーチ(Alobijod Cove Resort)→ 13:00 ビーチ出発→ 14:00 Jordanフェリー乗り場

海で少々体力を消耗したので、全体を通してちょうど良いボリュームだったように思います。欲を言えば、この日程にあと1つだけ観光スポットを組み込みたかったです。どちらにしても、プラス3か所(後ほど説明)では多い気がしました。

イロイロ→ ギマラス島

ギマラス島への船乗り場は、「ショッピングモールCity Mall」に併設されています。イロイロ市街地からCity Mallへは、ROURE3のジプニー等で行けます。

City Mall
住所:MHRM+V62, Parola Wharf, Iloilo City Proper, Iloilo City, 5000 Iloilo

City Mallの奥に「フェリー乗り場」があります。その手前の窓口で、行きたい場所&利用したい船会社のチケットをもらいます。各船会社のスタッフたちが、熱心に声をあげて客を呼び込んでいます。窓口の隙間からはスタッフの腕が。チケットを手に持ち、腕を振っているので分かりやすいです。

ギマラス島へは、「Jordan行き」と「Buena Vista行き」があります。多くのビーチが島の南部に位置していたため、より南にあるJordan行きのものを選びました。

フェリー乗り場の入口では、荷物チェックを受けます。待合室もありましたが、すでにいくつもの船が待機していたので、そこはスルー。船の前で待機している係員にチケットを見せると、該当する船を教えてくれます。乗船前、机に置かれている紙に名前や年齢等を記入。特に時間は決まっていないのか、乗客がほどほどに集まると出発するようでした。平日ということもあってか、乗客は地元の人ばかり。

船内の様子

船が動き始めると、チケット代を集金するスタッフがやって来ます。窓口のスタッフは「(料金は)20ペソね」と言っていたものの、船の種類にもよるのか実際は30ペソ払いました。船が出発して30分ほどで、対岸にあるJordan埠頭に到着。

ギマラス島に到着

Jordanのフェリー乗り場では、タクシーやトライシクルの客引きが待ち構えていて、遠くからでも確認できました。何とかそれを避けようと、正面にある建物の中に入ろうとしました。けれども、「そっちじゃないよ。こっち、こっち」と男性に誘導され逃れられません…。

フェリー乗り場を少し進んだところの通路脇に、長机が設置されていました。そこに若い女性が1人座っていて、名前や年齢、国籍等を記帳するように言われました。それから、乗り物の種類や観光名所、料金などの説明が始まります。これがツアー会社なのか政府の機関なのか、結局良く分かりませんでした。

いずれにしても、乗り物と島の観光がセットになっていて、個人的に動くことは難しいように感じました。料金は「観光客用価格」になってしまいますが…。

交渉

ギマラス島での過ごし方を決める交渉。かなり重要です。私たち(2人)は、一番安い交通手段である「トライシクル」をまずは選びました。バイクの横に、客席が取り付けられている乗り物です。ギマラス島にいる間は、運転手の方が観光に付き添うこととなります。片道だけ乗り物を頼んでも、帰りがまた困ってしまいます。

トライシクルは最大4人まで乗れますが、4人で利用するとかなり窮屈そうでした。また、バイクが原動力なので、人数が多いと速度も出ません。

左の乗り物がトライシクル

それから、一番の目的はビーチに行くことだったので、「Nueva Valenciaにあるビーチ」を目的地に設定。また、マンゴーが有名であることから、マンゴーの料理を提供するレストランに行きたい旨を伝えました。

ビーチだけだとPHP1500、他を回るとPHP1000。PHP1000のコースの場合、ビーチやレストラン、他3つの場所がセットになっているとのこと。ビーチに行って、レストランや他にも様々な場所に立ち寄ると、体力的にかなりきついように思いました。修道院運営のカフェで提供される「マンゴーコーヒー」はかなり気になりましたが、諦めました。

ただ、ビーチに加えてせめてレストランだけでも行きたかったので、PHP900(さらに値下げ交渉も可能だと思います)でお願いすることにしました。もし体力に自信があれば、巡る場所が多いコース(PHP1000)の方が断然お得です。

The Pitstop Restaurant

Jordan中心部に位置し、さらにNueva Valenciaのビーチに行く途中にあります。ギマラス島北部のBuena Vista(ブエナビスタ)にも、The Pitstopがあります。

注文や支払いは、スタッフが来てくれるのでテーブルで済ませられます。レストランでは「マンゴーピザ」を推しているので、まずはマンゴーピザを頼みました。日本では、なかなか見かけないピザ。値段はフィリピンの物価からすると、かなり高かったです。しかし、マンゴー×ピザのコンビネーションは絶妙。マンゴーの味をしっかりと感じられます。あっという間に食べてしまいました。

一緒に、マンゴージュースやシェイクも注文。「砂糖なし」をそれぞれお願いしたところ、快く対応してもらえました。マンゴーの自然な甘みだけで、十分甘さがあります。新鮮なマンゴーを使用した飲み物は味が濃く、逆に砂糖を入れてしまうのがもったいないような気がしました。砂糖なしにぜひチャレンジしてみてください!

価格
マンゴーピザ:PHP380 マンゴージュース:PHP130 マンゴーシェイク:PHP175

支払い時にクレジットカードを利用したら、時間を少々要しました。クレジット支払い用機器が電源に接続しておらず、立ち上げに時間がかかったからです。あまりクレジットカードを利用するお客さんがいない様子でした。

それよりも、それまでにこやかに対応していたスタッフのテンションがだだ下がり、そちらの方が気になりました。入口のドアにも「クレジットカード利用可能」というボードが下がっていて、安心していたのですが…。最終的には10分ほどかかって、無事支払いを終えました。

The Pitstop Restaurant(ピットストップ レストラン)
住所:HHWQ+R69, Guimaras Circumferential Rd, Jordan, Guimaras

現金不足

旅行2日目にして、手持ちのフィリピンペソがほとんど底をついていました。トライシクルの運転手の方にも、最後に現金でお金を支払わなくてはいけません。幸いこのレストランの隣に銀行ATMがあったので、引き出せました。

クレジットカードの海外キャッシングを利用。手数料がPHP250取られるという注意書きが表示され、かなり驚きました。でも、現金がないのでここは仕方がありません。

帰国後に確かめてみると、海外キャッシングの利息のみで、PHP250は加算されていませんでした。カードの種類にもよるのでしょうか。

この旅行では、度々現金が足りなくなりました。もう少し多めに現金を用意しておけば良かったです。特に、ギマラス島や郊外へ行く場合は、クレジットカードを使える場所が減ります。

The Pitstop Restaurant→ ビーチ

ビーチまでは、トライシクルで結構な時間を要しました。Jordanのフェリー乗り場から直接ビーチまで行くと、約1時間はかかります。もちろん、車を利用するともう少し時間の短縮が可能。しかし、トライシクルは日本にない乗り物なので、試してみる価値があります。車に比べて、周りの景色をよりリアルに体感することができます。

厳しい日差しや突然の雨、道が悪いか所もあったため、特に運転手さんは大変だったと思います。ちなみに、こちらがレストランやビーチで楽しんでいる間、運転手の方は駐車場で待機しています。あまり長居をするのも、気が引けてしまいますね…。

Alobijod Cove Resort

「Alobijod Cove Resort」は、運転手(所属機関)と提携しているビーチリゾートなのだと思います。初めに入口の受付カウンターで、利用料(1人PHP75)を支払います。隣には、別のホテルが隣接しています。この場所に到着したのが11:40頃。その時間には、まだ他にお客さんはいませんでした。プライベートビーチのような感覚で、ゆっくりと満喫できました。

透明度のある青い海はとても美しかったです。海には30分くらい浸かっていました。それでも、日焼け止めを塗っていなかった部分は、かなり焼けてしまいました。太陽の日が出ている時と、雲に覆われている時の、日差しの差が大きかったです。

ビーチの前には屋根付きの休憩場所がいくつもあって、過ごしやすいです。敷地内にはトイレやシャワー、レストランの施設もありました。なお、トイレにトイレットペーパーはなく、シャワーは水でした。クレジットカードは全て利用不可。

Alobijod Cove Resort
住所:GGM8+GRC Alubihud Beach Drive, Nueva Valencia, 5046 Guimaras
利用料:PHP75
ビーチリゾート「Alobijod Cove Resort」のホームページ

帰路に Alobijod Cove Resort→ Jordanフェリー乗り場

Alobijod Cove Resortを出たのが13:00。その頃には、ビーチに来るお客さんの数が少しずつ増え始めていました。そして、14:00過ぎにJordanのフェリー乗り場に戻ってきました。

まとめ

イロイロやその周辺には今回のギマラス島を始め、モロ教会やガリンファーム等、数々の魅力的な観光スポットがありました。訪れることができなかった場所も、まだまだあります。

快適な旅行のためにも、現金を少し多めに用意すると良い気がしました。また、移動に要する時間も読みづらいので、スケージュールに余裕を持たせると安心です。イロイロでの旅行が素敵なものになりますように!

  1. フィリピンペソ ↩︎

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