「特急指宿のたまて箱」に乗車!鹿児島・指宿の楽しみ方(前編)

日本

鹿児島市街からも比較的行きやすい場所にある指宿。公共交通機関を使って旅行します。どれくらい楽しむことができるのでしょうか?前編では、「特急指宿のたまて箱」を中心にお届けします。

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指宿

指宿は鹿児島市から南へ約50km、薩摩半島の南端に位置します。今回は行けませんでしたが、開聞岳や池田湖など数々の観光スポットがあります。

特急指宿のたまて箱

特急券を予約・購入

特急券は、JR九州のホームページ(Web)やみどりの窓口等で出発日の1か月前から販売されます。私はJR九州のホームページから、2週間前に予約しました。「桜島や錦江湾を望めるカウンター席」は埋まっていましたが、海側の通常席は確保できました。乗車券の購入はせず、特急券のみ予約。乗車券や特急券の予約後は、JR九州管轄内の駅で切符を受け取る必要があります。

鹿児島中央→指宿、指宿→鹿児島中央、各区間1日に3便あります。筆者は鹿児島駅発の指宿駅行、3号11:56発に乗りました。乗車時間は52分ほど。ちなみに、特急を使わなくても指宿に行くことは可能です。

大人1名分の片道の普通運賃+通常期指定席特急料金の合計額
¥2,8001

特急券の受け取り

当日、鹿児島中央駅で特急券を受け取らなければなりませんでした。鹿児島空港からバスで向かうとなると、受け取り時間は1時間もありませんでした。この時間で受け取ることができるのか、少々心配していました。

しかし、鹿児島中央駅には「通常の券売機」に加え、「指定席券売機」や「みどりの窓口」もありました。私は指定席券売機を利用。券売機の前に人の列もなく、スムーズに受け取ることができました。受け取りに1時間もあれば、ほとんど心配はないように思います。

指定席券売機

鹿児島中央駅からの乗車

鹿児島中央駅では、IC乗車券(Suicaなど)を使った乗車ができます。ところが、指宿駅ではIC乗車券が使えませんでした。「タッチ決済機能付きのクレジットカード」を持っている場合、IC乗車券の代わりに使えるので大変便利です。

もし乗車時に、鹿児島中央駅でIC乗車券を利用した場合、乗車記録をキャンセルしなくてはなりません。指宿の改札窓口でその旨を伝えましょう。鹿児島中央駅で「キャンセルをするための用紙」を書いてもらえます。それを持って、鹿児島中央駅の改札窓口で手続きを行います。

「特急指宿のたまて箱」現る

いよいよホームには目的の車両、指宿のたまて箱が現れました。この指宿のたまて箱のテーマは「竜宮伝説」。出発前、車体上部から水蒸気(ミスト)が噴射されます。浦島太郎が、たまて箱を開けた時の情景をイメージしているそうです。この他にも、いくつかの楽しい仕掛けが用意されていました。

それぞれの座席には、魚の名前が付けられています。シートの幅や前後の間隔が広く取られていて快適。乗車中は、景勝地のガイドも聞けます。

いよいよ出発

出発して少しすると、駅弁やスイーツ、オリジナルグッズの販売が始まります。事前予約が必要な駅弁もあるので要注意。筆者は指宿で昼食をとる予定だったため、ここはぐっと我慢…。

たまて箱の旅も中盤に差しかかると、スタッフの方が記念写真を撮りに来てくれます。その時に、各自のスマートホンやカメラをスタッフに渡します。「車内専用の写真プレート」と一緒に、一枚いかがでしょうか?

車内の乗客が自由に利用できる展望スペースには、メモ用紙と鉛筆が用意されています。ここにメッセージを書くと、指宿到着間際にスタッフの方が読んでくれます。乗車時には、2つのメッセージが残されていました。誕生日を祝うものや、日ごろからの感謝を伝えるメッセージでした。

乗車時間が52分と短いため、様々なイベントがサクサクと行われていきました。あっという間に時間が過ぎていきます。旅の思い出に「特急列車」を使ってみるのも、たまには良いですよね。

サービスカウンター

指宿駅

訪れたのは1月でしたが、指宿駅構内やその前の広場には、たくさんの菜の花が飾られていました。その上、暖かさも相まって南国に来たような感じがしました。

駅構内には指宿のたまて箱の特大オブジェがあり、その中で記念写真を撮ることもできます。郵便ポストも「たまて箱仕様」でした。さらに、駅前には足湯が設けられていて、気軽に温泉を楽しむことができます。

指宿駅前
  1. 2025年4月~料金が上がります。 ↩︎

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