次回は…フィリピン2―オロンガポ・スービック・アンヘレス

【後編】フィリピン・スービック&オロンガポ観光|静かに過ごせる穴場ビーチ&周辺スポット

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「SUBIC BAY」のロゴモニュメント スービック&オロンガポ

フィリピン・スービック湾エリアには、にぎやかな水上アトラクションだけでなく、静かに過ごせるローカル感溢れるスポットもたくさんあります。この記事では、穴場的な存在のカラヤンビーチをはじめ、スービックオロンガポ周辺の観光・アクセス情報や旅の注意点をまとめました。賑やか過ぎない“ちょうどいい旅”を楽しみたい方におすすめです。

前半では、スービックで人気の水上アスレチック「インフレータブルアイランド」の体験記を紹介しています。まだ読んでいない方は、ぜひそちらからどうぞ!

オロンガポってどんな場所?

オロンガポ(Olongapo)は、ルソン島中部のスービック湾沿いに位置する港町。現在はスービック経済特別区(SEZ)に隣接し、観光やショッピング、交通の拠点として賑わっています。

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オロンガポ市内には大型モールがあり、中心市街地に「SM City Olongapo Downtown」、郊外に「SM City Olongapo Central」があります。また、ビクトリーライナーの主要ターミナルもあり、スービック方面や近郊のビーチエリアへアクセスする際の“玄関口”とも言えます。ジプニーやトライシクルといったローカル交通も充実。

朝日に照らされて出発するビクトリーライナーのバスと、オロンガポのバスターミナル周辺
オロンガポバスターミナル周辺
スービックについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。

スービックとオロンガポ、それぞれの特徴と使い分けポイント

スービックエリアは、ビーチやリゾート施設、ショッピングモールなど観光の見どころが充実しており、「観光の拠点」として最適です。一方、オロンガポは交通の要所であり、「宿泊や移動の拠点」として利用されることが多いエリア。観光は主にスービック中心となるため、滞在の計画時にはスービックをメインに考えると便利です。

晴れた日の昼頃、上空から撮影されたフィリピン・スービックの街並み。手前には煉瓦が印象的なテキサス風ステーキレストランが建つ
スービックの街並み

バリオ・バレット(Barrio Barretto)

Baloy Long Beach(バロイ・ロング・ビーチ)は、バリオ・バレットの中心部に位置します。観光客や地元の人々に人気のビーチで、のんびりとした雰囲気があります。また、バロイ・ロング・ビーチ沿いに位置するスズキホテルは、日本人にも人気のビーチリゾート。スービック湾に面したビーチフロントの宿泊施設です。

スービック近郊のBaloy Long Beachの晴れた日の様子。砂浜と海が広がる、美しい海岸線の写真
Baloy Long Beach

他にも、比較的静かな環境が魅力のドリフトウッド・ビーチ(Driftwood Beach)やリゾート施設も点在しています。

バリオ・バレットでもスービックベイのビーチでも、売り子さんが声をかけてきました。みな「バンカ船(Bangka)でアイランドホッピングもできるよ〜」と教えてくれました。バンカ船とは、細長い船体に両側に浮き舟(アウトリガー)が付いた特徴的な船のことです。

フィリピン・スービック湾にて撮影された、三隻のバンカ船が海に浮かぶ穏やかな景色
スービック湾のバンカ船
バリオ・バレットへの詳しい行き方については、こちらの記事をご覧ください!

カラヤンビーチ(Kalayaan Beach)

カラヤンビーチとは?特徴と雰囲気

今回はカラヤンビーチへ行けませんでしたが、スービック湾の南側にある、静かで穴場的なスポットです。透明度の高い海と白っぽい砂浜が広がり、整備され過ぎていない自然な雰囲気が魅力。観光客は少なめで、ゆったり過ごしたい人や地元の人たちが集まるローカル感あるスポットです。

泳ぐのはもちろん、のんびり景色を楽しむのにも適したビーチ。アクセスは少し不便ですが、それがまた、“知る人ぞ知る”という特別感を高めているように感じました。

入場料についてFacebookで問い合わせたところ、すぐに「合計520ペソ(内訳:500ペソ+環境保護料20ペソ)」との回答がありました。レンタル備品を含めた料金は、インフレータブルアイランドとほぼ同程度。ただし、これに加えてタクシーなどの交通費も必要になる点は要注意です。

今回訪問できなかった理由

すでに「インフラタブルアイランド」のチケットを購入していたことに加え、カラヤンビーチへはジプニーでアクセスできないため、次回へ持ち越すことにしました。

カラヤンビーチへの交通費について

カラヤンビーチまでの交通費は、タクシーの料金次第で変動しそうです。

ちなみに、ハーバーポイントに停車していたタクシーにカラヤンビーチまでの料金を尋ねたところ、最初は「片道800ペソ」と言われました。その後、「往復で700ペソでもいいよ」と提案が。しかし、最初に提示された800ペソのインパクトが強く残り、その後の交渉が上手くいきませんでした。

カラヤンビーチの入場料とレンタル料金まとめ

▶カラヤンビーチの利用料金1
入場料(1名あたり)※環境保護料を含む

大人:PHP520(PHP500+環境保護料PHP20)
子ども(12歳以下):PHP520(PHP500+環境保護料PHP20)
シニア(高齢者割引あり):PHP420(PHP400+環境保護料PHP20)

▶レンタル備品(希望者のみ)
ビーンバッグ&パラソル(2名用):PHP600
テーブル&椅子セット(4名用):PHP800

ビーチ入場には、「環境保護料(PHP20)」が別途かかります。上記は全てその分を含めた総額で記載しています。

スービック湾沿いの散策スポット「ウォーターベイフロント通り」

スービック湾はフィリピン・ルソン島の西側に広がり、マニラから車で約2〜3時間。アメリカ海軍の跡地という歴史的背景もあって、どこか異国の風も感じられます。

スービック湾沿いに伸びるウォーターベイフロント通りは、海の景色を楽しみながらのんびり散策できる人気のスポットです。歩道沿いにはレストランやカフェ、小さなショップが点在し、地元の人や観光客が集います。

フィリピン・スービックベイのヤシの木が並ぶビーチと、奥に建つ灯台風ホテル「The Lighthouse Marina Resort」

特に夕暮れ時には、穏やかな海とオレンジ色に染まる空が美しく、ゆったりとした時間が流れます。人混みが多すぎず、落ち着いた雰囲気の中で海風を感じながら過ごせるので、リラックスしたい方におすすめ。

早朝には、ランニングやウォーキングを楽しむ人たちの姿も多く見られました。近くの砂浜にはいくつものココナッツの実が落ちており、「鉈があれば割れるのに…」と思わず考えてしまいました。実際に地元の人がココナッツを割る様子も見ることができました。

ウォーターベイフロント通り近くには、スービックベイの象徴とも言えるロゴモニュメントが設置されています。カラフルで大きな文字が並ぶこのモニュメントは、訪れる人々が記念写真を撮る定番スポットとなっています。

スペイン・ゲート(Spanish Gate)

スービックの歴史を感じさせる観光スポット、スペイン・ゲート。石造りの重厚な門は、スペイン統治時代の名残を今に伝えています。ゲート脇には案内プレートが設置されており、この場所の歴史について詳しく知ることができます

フィリピン・スービックのスペインゲートを、正面斜め上から見上げる角度で撮影。夕方の強い西日が建物に影を作る

訪れた際は観光客の姿はなく、落ち着いた雰囲気がありました。日差しの強い時間帯を避けて訪れると、より快適に見学できます。敷地内には南国らしい花が咲いていて、きれいでした。また、一般の住宅がすぐ隣にあり、少し生活感のある景色に驚きました。でもそれも、現地らしさの一つかもしれません。

スービックにあるスペインゲート裏側の逆光写真。夕方の西日が石の質感をドラマチックに演出する

このスペイン・ゲートは、スービック湾に面した歴史ある一角にあり、ショッピングエリアから徒歩12分ほどでアクセス可能。筆者は「SUBIC BAY」のロゴモニュメントがある場所から歩いて向かいましたが、そこからのルートは約15分。道中はひっそりとしていて、車や人の往来も少なめでした。

まとめ

スービック&オロンガポエリアには、多彩な魅力あふれるスポットが揃っています。リゾートでゆったり過ごしたい方も、アクティブに遊びたい方も、ショッピングやグルメを楽しみたい方も、どのような旅のスタイルにも合う場所がきっと見つかるはずです。心に残る素敵な思い出をぜひ作ってみてください!

  1. 2025年時点の料金 ↩︎

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