エアアジア・フィリピンとフィリピン航空を利用して「イロイロ」へ【出発編】

旅行

今回、フィリピンの都市イロイロ(Iroiro)への旅行では、主にエアアジア・フィリピン(AirAsia Philippines)を使いました。エアアジア・フィリピンは格安航空会社(LCC)です。魅力は何といっても料金ではないでしょうか。その利用方法と実際に利用した感想を記します。併せて役立つ情報もお届けします!前回、事前準備編の続きです。

出発日

フィリピンエアアジアは成田国際空港第3ターミナル2階にチェックインカウンターがあります。Webチェックインは終えていても、チェックインカウンター前のレーン入口に「チェックインの手続きが必要な旨」が記載されていました。それから、待つこと20分程度で対応してもらえました。

どうしてチェックインカウンターへ寄る必要があったのかというと、一つは乗客の荷物の重さを確認するため。もう一つは、食事チケット1000円分を渡すためであったと思われます。

手荷物検査

荷物は、カウンター横に設置されてある重量計に乗せて測定。「全手荷物で7kg以下」というルールが設けられています。同時に、荷物の大きさや個数もチェックしているようでした。7kgオーバーしたのか、その場で荷物を積みかえている客もいました。

食事チケット

次に、気になる「食事チケット1000円」についてです。この日フィリピン沖に台風がいたため、飛行機の出発時間に2時間弱の遅れ(20:30→22:20)が生じていました。それ故に、このチケットをくれました。思いがけないプレゼントで嬉しい反面、マニラでの乗り継ぎ時間が大幅に減少。マニラの空港(ニノイ・アキノ国際空港)事情を良く知っていれば話は別なのですが、嬉しさよりも心配の方が遥かに勝っていました。

「1000円チケット」は、第2または第3ターミナルの指定された12店舗で使えます。第3ターミナルから第2ターミナルへは、ターミナル間循環バス徒歩でも13分ほどで移動できます。私は成田国際空港に早めに到着したため、多くの時間を第2ターミナルで過ごしました。その後、第3ターミナルへは歩いて移動。

なお、1000円チケットは出発までの待ち時間を利用して、第3ターミナルで使いました。差額分を払えば、1000円以上する食事も選択可能です。仙臺たんや利久の「牛タンカレーライス」をおいしく頂きました。

遅延の影響

念のため、チェックイン手続き時に「マニラで乗り継ぎがあること」を対応スタッフに伝えました。「2時間で乗り継ぎができるのか」を質問すると、「たぶん大丈夫です」との回答。「乗り継ぎができなかった場合、保証等はあるのでしょうか」と尋ねると、「(乗り継ぎ便が)うちの航空会社じゃないから…」と言葉を濁していました。

乗り継ぎ便が異なる航空会社であっても、AirAsiaの公式ホームページから購入はしたのですが…。万が一に備えて、上手く乗り継ぎができなかった場合の対策も考え始めました。

エアアジア公式ホームページの「フライトステータス」からも遅延の状況を確認できます。空港の掲示板には、搭乗便の遅延が反映されていませんでした。

いよいよ出発

ゲートでは、チケットなどに印字された「Zone」ごとに搭乗を開始します。カウンターに案内中のZoneを表示、またはCAさんが順にアナウンスしていきます。

機内食

搭乗便に遅れはあったものの、無事に成田を離陸することができました。機体が安定してから少し経つと、頼んでいた機内食が運ばれてきます。食事を受け取る際に、CAの方から名前を確認されました。

往路は「チキンラザニア+コーヒー(550円)」、復路は「ビーフとスクランブルエッグ+コーヒー(200PHP≒531円)」を注文。機内食などの事前オプションについては、前回の『エアアジア・フィリピンとフィリピン航空を利用してイロイロへ【事前準備編】』で触れています。

チキンラザニア
ビーフとスクランブルエッグ

私には多すぎず少なすぎず、ちょうど良い量でした。それでも、人によっては物足りないと感じるかもしれません。日本人にも合う味付けで、おいしく頂きました。
難を言えば、味付けが若干濃かったことでしょうか。また復路の機内食で、特に「スクランブルエッグ」の割合が極端に少なかったです。その代わりにお米の分量が多くなっていました。お米の上部に、スクランブルエックが敷かれているという具合。注文時の写真とは少々違った印象を受けました。ただ、値段を考慮すると「かなりお得」だったと感じています。

また成田→マニラの路線では、降機時にマンゴスチンのサプリメントをもらいました。血液をサラサラにしたり、関節痛を緩和したりする効能があるようです。一緒に、宗教関連の小さい冊子も入っていました。

シート

座席間の距離は狭かったものの、想像していたよりは窮屈さを感じませんでした。併せて、長くても約4時間半のフライトだったため、疲れも少なかったのかもしれません。以前利用したLCCの航空会社よりもシートに厚みがあり、しっかりとしていた印象です。

座席指定のオプションを追加しない場合(無料)、最終的にはランダムに席が割り振られます。けれども、同行者とは横並びの座席が自動的に指定されていました。また、アクセスが難しい時間帯の便もありましたが、どの便もほぼ満席状態に近かったです。

エアアジア・フィリピン機内の様子

ちなみに、フィリピン航空(Philippine Airlines)の場合も同様のシステムでした。とはいえ、Webチェックインの際、座席指定を利用しない場合の進め方が分かりづらかったです。座席のページへ移動した後、画面の一番下までスクロールする必要があります。さらに、グレーがかったボタンを押下しなければなりませんでした。

フィリピン航空のメリットは全日空(ANA)のマイルを貯めることができます。降車時には、座席番号ごとに区切って案内していた点も快適でした。

まとめ

エアアジア・フィリピン等の格安航空会社(LCC)を利用すると、旅費を大幅に抑えることができます。確かに、手荷物を7kg以内に抑えたり、シートの前後左右の幅が狭かったりと、我慢する部分は出てきます。しかし、それ以上に価格の安さは魅力的。想像していたよりも、空の旅を快適に過ごせました。また利用しようと思っています。

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