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公共交通機関を使って、鹿児島市内を1日観光する!(前編)

日本

前編では、鹿児島市内で訪れた「仙巌園」や「城山展望台」などの観光スポットを中心に紹介します。全て公共交通機関を使って移動しました。訪れた場所を時系列順に並べており、そのまま使える旅程となっています。

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観光を始める前に…

公共交通機関を利用して鹿児島市内を観光する際は、鹿児島市交通局が提供する「一日乗車券」等を購入することをおすすめします。この乗車券を利用することで、交通費をかなり節約できました。また、交通費だけでなく様々な特典も受けられます。

乗車券の詳細と鹿児島旅行2泊3日の全日程は、下記の記事をご覧ください。

維新ふるさと館

鹿児島の歴史が良く分かるので、観光の最初に訪れるのがおすすめ。特に幕末から明治時代に移る流れ、明治維新の様子が学べます。併せて、薩摩やそれに関連する出来事を詳しく知ることもできます。

西郷隆盛を中心に話が展開するドラマ(人形劇)は必見です。日本語だけでなく、英語にも対応しています。1階の展示コーナーにある、「西郷さんとの押し相撲」も楽しかったですよ!

市電

鹿児島市街地を通る路面電車で、運賃は大人170円。1系統と2系統が走っています。なお、「鹿児島中央駅前」を通る路線は2系統。かなりの本数があるため、観光にも重宝します。

高見橋の電停

乗車は中ほどにある扉(中ドア部)から、降車は前方の扉からになります。目的の電停がアナウンスされたら、「降車ボタン」で知らせます。料金は降車時の支払い。1日乗車券等のパスを持っている場合は、降車時に運転手に見せます。

乗り物が好きな筆者は、これまで広島や松山(愛媛)、函館(北海道)等の路面電車に乗ってきました。ここ鹿児島でも、路面電車は外せません。揺れ方が独特で、電車やバスとはまた違った趣があります。シティビュー同様、外観がレトロなデザインの車両もあります。

運賃(大人): ¥170

城山展望台

桜島を見るならもってこいの場所。城山公園内にあります。展望台からは錦江湾や鹿児島市街地が望め、さらに夕方から夜にかけては夜景も楽しめます。

公共交通機関を使う場合、展望台の近くまで行ける「シティビュー」が便利です。鹿児島中央駅からは、約24分で到着。「城山」のバス停で降車し、そこから歩いて数分のところに位置します。

仙巌園

鹿児島市吉野町にある、薩摩藩主島津氏の大名庭園。別名、磯庭園。1658年に造られました。ここからの桜島の眺めも圧巻です。

1万5千坪というスケールを考えると、少し時間に余裕を持って訪れたい場所。私は仙巌園MAP1に示された順路に従沿って、約1時間半かけて園内を一回りしました。土産処やブランドショップ他、立ち寄っていないところもいくつかあります。

立ち寄った順番

入園→ 正門→ 御殿→ 曲水の庭→ 猫神社→ 両棒餅屋→ 反射炉→ 鹿児島世界文化遺産オリエンテーションセンター→ 退園

入場料(一般): ¥1,6002

御殿

仙巌園の中で、見学のメインとなる場所。島津家の別邸として建てられました。一時、本邸として使われていたことも。迎賓館としての働きもあり、その当時の繁栄ぶりが窺えます。

土足厳禁。部屋や中庭、展示品など見どころがたくさんあります。そのため、見学に30分以上は時間を取りたいところ。無料のガイドツアーも定期的に開催しています。予約は必要なく、その場で参加可能。30分ほどのツアーですが、途中で抜けることも可能です。

私は、釘を隠すための「釘隠し」がおもしろかったです。11種類のデザインが存在し、デザインそのものに意味があります。さらに、部屋によって使い分けがされていました。

釘隠し

猫神社

一風変わった「猫の神社」。他ではあまり見かけませんよね。猫は時間によって、瞳が変化するようです。時間を把握するという目的から、武士が猫を戦さへと連れて行きました。この神社は、無事に戻ってきた2匹の猫を祀っています。

両棒餠(ぢゃんぼもち)

仙巌園の名物、両棒餠。敷地内の「両棒餅屋」で頂くことができます。仙巌園に限らず、主に周辺の磯地域で売られている郷土菓子。焼き餅に2本串が刺さっていますが、これは刀を2本差している武士の姿に由来します。各店舗でその特徴は異なり、しょうゆ味やみそ味など味付けも変化。

「ぢゃんぼ」というネーミングとは反対に、一口サイズで食べやすかったです。昔からの製法で作られた、素朴で体に優しい味わい。もし2人で訪れたら、両棒餠6本を2人でシェアするのも良さそうです。お茶はサービスで付いています。

両棒餅6本(しょうゆ味): ¥500

反射炉跡

1857年建設。この反射炉で鉄を溶かし、大砲を造りました。欧米列強に危機感を覚えた日本は、国の近代化を急速に推進。その遺構を間近に見ることができます。世界遺産「明治日本の産業革命遺産」に登録されている資産の一つです。

尚古集成館

仙巌園のチケットがあれば、御殿と共に尚古集成館も入場できます。仙巌園入口から、歩いてすぐのところに位置します。

ここでは、「薩摩藩主である島津家の歴史」が詳細に語られています。館内を壁に沿って左回り(反時計回り)に進むと、鎌倉時代頃から時系列順に歴史が展開。それに伴って、日本全体の歴史の流れも把握できます。また、島津家に関わる貴重な品々も展示されていました。
館内は広く、展示のボリュームもあります。バスの時刻の影響で、滞在時間は約30分。もう少し時間を取れたら良かったです。

スターバックスコーヒー 鹿児島仙巌園 店

仙巌園から徒歩5分ほどで訪れることができるスターバックス。「旧芹ケ野島津家金山鉱業事業所」をリノベーションした、2階建てから成る建物が使われています。木造の白い壁面が印象的です。

入店すると、外観とはまた違った落ち着きがありました。歴史が感じられる建物の造りに、鹿児島の伝統工芸を意識した内装デザイン。その雰囲気を邪魔することなく、盛り立てています。磯街道に面した窓からは、桜島を始めとした錦江湾を眺められます。

2階

その隣には、島津薩摩切子の商品を扱う「磯工芸館」があります。スターバックス同様に、レトロな趣がある洋館。店内では、薩摩切子の様々な商品を見ることができます。高価なものが多いですが、ペンダントやストラップ等、そこまで価格が高くないものも扱っています。併せて、仙巌園にあるブランドショップでも島津薩摩切子を購入可能です。(後編へ続く)

  1. 入園時にもらえます。 ↩︎
  2. 仙巌園・尚古集成館・御殿の3か所へ入場できます。 ↩︎

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