オロンガポバスターミナルを起点に、ジプニーで移動する方法を徹底解説!2大ローカルエリア、「バリオ・バレット」と「スービック」への行き方を詳しく紹介します。
スービック編では、オロンガポのバスターミナルとスービック間の往復ルートを扱います。また、スービックからバリオ・バレットへのアクセス方法についても取り上げています。
スービックってどんな場所?
スービック(Subic)は、かつてアメリカ海軍基地があったところ。現在は「スービック経済特区(Subic Bay Freeport Zone)」として整備された、フィリピンでも治安が比較的良いと言われるエリアです。

ショッピングモールやレストラン、ホテルが集まり、観光地としても人気。港町ならではの景色と、少し欧米風の街並みが特徴的です。海沿いにはリゾート施設もあり、日帰りでものんびり楽しめる雰囲気があります。
私が訪れたのが日曜日の朝だったこともあり、スービックに入った途端、人が少なくなり、街の様子が一変しました。想像はしていたものの、これ程までに違うとは思っていませんでした。
オロンガポバスターミナルからスービックへ
オロンガポバスターミナルから2分くらい歩いたところに、車体が黄色のジプニー乗り場があります。

ターミナルを出ると、中華系ファストフードチェーン「チョウキン」があります。そのままチョウキンを通り過ぎ、交通誘導員がいる通りを渡ります。ロータリーが見えたら、右に曲がりましょう。すぐに黄色いジプニーが数台停まっているのが見えてきます。そこが、ジプニーの乗り場です。ジプニーの列ができている場合、先頭にいる車両から出発します。
ジプニーは乗客がいっぱいになると発車していました。通常は席に座ってから運転手に行き先を言い、お金を渡します。運転席から遠い場合は、隣の人に渡してもらいましょう。
地元の人がお金を渡す際、「バヤポ」と言って渡していたように聞こえましたが、「バヤドポ〜」でしょうか。「Bayad po(バヤド ポ)」は、「支払いです」「お金を渡します」という丁寧な言い方です。ジプニーの中で運転手に料金を渡す際に良く使われます。
降りる時は「パラ」または「パラポ」と言います。「パラポ」のほうが、より丁寧な表現です。車の壁を叩いて合図をすることも可能。幸いこのジプニーは、終点SM City Olongapo Downtownまで乗っていくので、途中で降りる心配はありません。
オロンガポのバスターミナルからSM City Olongapo Downtown までは、ジプニーでおよそ10〜15分ほど。交通状況によって時間が前後することもあります。
SM City Olongapo Downtownからは、徒歩で南に進み、Magsaysay Bridgeを渡るとスービックに入ります。筆者はスービックのホテルまで徒歩で移動しましたが、SM City Olongapo Downtownやハーバーポイントなどからタクシーも利用可能です。

スービックからオロンガポへ
オロンガポバスターミナル行きのジプニーは、行きと同じく黄色い車体。乗車場所は降車時とほぼ同じで、SM City Olongapo Downtownの西側にジプニーが並んでいます。このジプニーに乗って、オロンガポバスターミナルへ向かいます。

降車のタイミングは、SM City Olongapo Central(※SM City Downtownとは別のモールなので要注意)を過ぎ、川を渡った先、ロータリーが見えてくる辺りが目安です。ここで降りる人が多いため、ジプニーが停車したらそのまま一緒に降車。もし停車しない場合は、「パラポ」と声をかけて停まってもらいます。
ジプニー料金 | 乗車時間 |
---|---|
PHP13 | 10〜15分 |
スービックからバリオ・バレットへ直接行くには?
スービックからバリオ・バレットへ直接行ける方法がないか探しましたが、なかなか良い手段は見つからず…。実際、スービック内ではジプニーをほとんど見かけませんでした。そのため、最終的にはジプニーを2本乗り継いで向かうことにしました。これまでのルートの応用編といったところです。
まず、SM City Olongapo Downtownまで行き、そこから黄色のジプニーでオロンガポのバスターミナルへ。さらに、バスターミナルから青色のジプニーに乗り換えて、バリオ・バレットを目指しました。運賃は合計でPHP31。所要時間は40〜50分ほど見ておけば安心です。帰りは、行きと逆のルートで戻りました。
乗り継ぎ等が面倒な場合は、トライシクル(三輪タクシー)で行くのもおすすめ。タクシーよりも安く済むのではないかと思います。料金は運転手との交渉によって決まります。SM City Olongapo Downtownの周辺で探すと見つかりやすいです。
ジプニー料金(片道の合計運賃) | 所要時間 |
---|---|
PHP31 | 40~50分 |
スービックの交通事情
スービック市内にある、スービック経済特区(Subic Bay Freeport Zone)内は特に交通規制が厳しいです。

そのため、トライシクル(三輪タクシー)が制限されていることが多いです。ジプニーについてもスービック内で走行する範囲が限られており、同様に経済特区内ではジプニーが運行されていないことが一般的。その代用として、タクシーや専用バスなどを利用することとなります。
まとめ
オロンガポ〜スービック間は、少し工夫すれば公共交通だけでも十分に移動できます。トランクを持っての乗車に不安もありましたが、現地の人たちは大きな荷物にも慣れている様子でした。
ジプニーの色や乗車場所を覚えておくと、スムーズに動けるので安心です。何より、ローカルな雰囲気の中で移動するジプニーは、旅の印象にしっかり残る体験になりました。
コメント