もともと、同行者の発案から始まったスノーボード計画。事前学習を進めるうちに、出発の日が徐々に待ち遠しくなってきました。上達度を始め、日程や宿泊場所など改善ポイントを交えてお届けします。スノーボード旅行全体を通したイメージにご活用ください!
当日までにしたこと
YouTubeで事前学習
初心者向けの動画を集め、30本ほどの再生リストを作成。幸いにも、出発まで1か月半と時間がたくさんありました。そのため、初日にやること、転び方、リフトの乗り降り、木の葉落とし、S字カーブ等、多くの動画を見ることができました。トータルで、10時間以上は見ることができたのではないでしょうか。
私は数ある動画から、「スノボー先生」の動画を見て学びました。YouTubeでは、様々な先生が動画を公開しています。まずは、自分に合った先生を見つけるところから始めてみてはいかがでしょうか。レクチャーの動画を見ているうちに、早くスノボに行きたいという気持ちが高まりました。
スノボー先生
スノボー先生のYouTube
体力づくり
通常平日は軽いウォーキング、スクワットや腹筋等「きつい労力の運動」5分、体操等「程ほどの労力の運動」を5分しています。週末のみ1~2時間程度のウォーキング。このように、普段は特別な運動をほぼ行っていません。
出発1週間前からは、平日も毎朝30~40分ほどウォーキング。通常のスクワット30回にプラス20回を加える等、運動量を少し増やしました。
スノーボード小物の用意
スノーボードの板とシューズがツアーには含まれていました。しかし、ウェアや小物類は付いていなかったため、帽子と手袋は持参。手袋のみ、レンタル料金と同じ価格だったため、普段使いもできそうなものを購入しました。ゴーグルは同行者から余っていたものを拝借。
レンタルショップ&ホテル送迎の予約
レンタルショップの予約(2店舗分)やホテル送迎の予約を済ませました。ウェアだけ、ゲレンデから1分のところにある「スキーセンター峠」で借りることにしました。ホテル内のショップで借りるのと比べ、料金の差が2600円くらいあったからです。移動等の時間を踏まえても、割安に感じました。スキーセンター峠は、現金かペイペイのみ支払いが可能なので要注意。日程や宿泊したホテルの情報は後編で!
また、ホテル内の店舗では小物の貸し出しは行っていませんでした。同行者の中で、ヘルメットやゴーグルを借りた人もいます。
サロモンステーション(ホテル内のレンタルショップ)
サロモンステーションのホームページ
スキーセンター峠(ホテル外のレンタルショップ)
スキーセンター峠のホームページ
スノーボード当日
天候
訪れた日は3月末の土曜日と日曜日。土曜日は最高気温9.1℃/最低気温2.3℃。日曜日は最高気温7.6℃/最低気温1.5℃。越後湯沢では前日まで続いていた暖かさが一転、土曜日から気温が急に下がりました。
新幹線が新潟に入ると、窓から雪景色を見ることができました。越後湯沢駅の外では、雪も降っていました。それでも、午後は日差しもあり気温が上昇。しかし、翌日はさらに気温が下がりました。一日を通して曇りがちで、時々雨もぱらついていました。

ゲレンデ
全ゲレンデが営業していなかったものの、4つのゾーンからなる多くのコースを選べました。そのほとんどは、初級者から中級者向けのコース。今季スキー&スノーボードが最後のシーズンだったため、雪質はやや硬め(圧雪)となっていました。ナイターゲレンデも、ゲレンデ数は限られるものの21時まで営業していました。
上越国際スキー場
「ゲレンデ・コース」のホームページ
ボード・シューズ・ウェア
- ボード
レンタルショップのスタッフが、スタンス(レギュラーorグーフィー)と身長を基に用意してくれます。
筆者は左足が前にくる、レギュラースタンスでした。多くは、レギュラースタンスのようです。もしどちらかわからなければ、例えばボールを蹴る足が右側の場合「レギュラースタンス」、左側の場合「グーフィースタンス」となります。なお、スタンスを知る方法はこの他にも多々あります。 - シューズ
1cm刻みでサイズがありました。24.5cmだと足先が当たり小さかったため、25.5cmにしました。ただ、逆に25.5cmだと大きく、随分とゆとりがありました。厚手の靴下を持っていけば良かった1です。 - ウェア
ウェアのみホテル外のレンタルショップで借りました。大きめが良いとのことで、初めはL サイズを選びました。けれども、試着をするとだいぶ大きくMサイズに変更。
ウェアの下は、タンクトップくらいしか着ていませんでした。しかし、ゲレンデで動いていると汗をかくほど暑くなりました。真冬だとちょうど良かったのかもしれません。
筆者と同行メンバー
筆者は40代、身長は162cm。今回、私を含めて4人でスノーボードに行きました。私のみスノーボードの経験がありません。メンバーは、一番上手い人で初~中級程度滑れました。このスノーボードの計画は、同行者の発案から始まったものです。
スノーボード1日目
初めは片足だけ板に固定し、ひたすら歩きました。その後、斜度が緩い場所を利用した、直下行や横滑りも練習。地味な練習でしたが、これがかなり疲れました。コースを滑った2日目よりも、1日目の方がより疲労感がありました(1日目の方が、スノーボードを行った時間も多くはありましたが)。
最後に片足をボードに固定したまま、リフトの乗降を練習。乗るのはそこまで難しくなかったものの、降りる際に転倒しました。リフトに対する恐怖心が…。

スノーボード2日目
2日目は同行者を待つなど待機時間が多く、滑った時間は全体で1時間くらい。この日は、同じコースを2回滑りました。1回目は片足をボードに固定し、2回目は両足を固定しました。
両足を固定した時は、立ち上がる動作が一番難しかったです。山側を向いて立ち上がることは、比較的容易にできました。しかし、最後まで谷川を向いて立てませんでした。山側を向いて立ち上がると、それから体の方向を前後反転させなくてはなりません。これも、初心者にはなかなかやっかいでした。ただ、片足のみを固定して滑るよりも両足を固定して滑る方が、体が安定し滑りやすく感じました。
コースの途中で何回か転びながらも、横滑りと木の葉落としを何とか駆使し、コースの下まで辿り着けました。最後に1日目と同様、片足をボードに固定してリフトの乗降に挑戦。再び降りることに失敗…。リフトの降り方、体の正面を谷川に向けた立ち上がり方、S字カーブが次回の課題となりそうです。

帰宅後
帰宅から1日後
帰宅後の翌日は筋肉痛に苦しみました。このことから、3日続けてのスノーボードは厳しかったように思います。特に筋肉痛が酷かった部位は、肩、腕、首、股関節(右足付け根)、臀部、手(特に左手)。膝や腿にはあざができていました。膝のあざについては、前方に何回か転んだことが要因の一つ。「山側を向いて立ち上がる」という動作2を繰り返していたことも、影響がありそうです。
下半身を中心に筋肉痛がくるだろうと予想をしていました。それ故に、出発前はスクワットの数を増加。ところが、予想に反して上半身の方が酷かったです。右足付け根に痛みが出たのは、歩く練習を多く入れたためです。レギュラースタンスの人は、右足をボードの前や後ろに置いて歩くので、右足付け根が痛くなるように思います。
この筋肉痛で、普段からしている無酸素運動は数日間できませんでした。ウォーキングは、帰宅後2日目からかろうじて開始。スノーボード後も、平日早朝のウォーキングは続けています。ウォーキングをすると、午後になっても不思議と頭が冴えています。体全体の調子も良好。朝のウォーキング、ぜひお試しあれ!
帰宅から3日後
帰宅してから3日後、ほとんど筋肉痛は回復。それでも、股関節と臀部の辺りに痛みが残りました。また帰宅後1週間は、筋肉痛とは別に体の疲労感もありました。(後編へ続く)
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