都会の喧騒から少し離れて、深呼吸をしたくなる場所があります。神奈川県南足柄市にある「最乗寺」は、深い緑に包まれた天狗伝説で知られる寺院です。寺の守り神とされる道了尊が天狗の姿で祀られており、境内には多くの天狗像が並びます。参道を歩くだけで、心が落ち着いていくのを感じます。
前編では、そんな隠れた名所である最乗寺をゆっくりと巡りながら、見どころや境内の雰囲気、実際に訪れて感じた魅力をご紹介します。
前半の予定
大雄山駅からバスに乗り、最乗寺へ向かいます。参道を歩いて境内へと進み、そのまま奥の院まで足を延ばしました。また、後編では小田原へ向かいます。前編とあわせて、半日で楽しめるプランです。
- 7:20大雄山駅に到着
- 7:50大雄山駅をバスで出発
- 8:00道了尊バス停に到着
バスの終点、道了尊バス停で降り、参道を歩いて境内へ向かいます。
- 8:20最乗寺境内に到着
境内を歩きながら、ゆっくりと見て回ります。
- 8:50奥の院へ
奥の院までは歩いて30分ほど。境内の散策を含め、滞在はおよそ2時間弱でした。奥の院を訪れない場合は、所要時間はさらに短くなります。
- 9:10再び境内へ戻る
- 9:50道了尊バス停から大雄山駅へ出発
- 10:00大雄山駅に到着
大雄山駅からスタート!
小田原から大雄山線に乗り、大雄山駅に到着。7時50分発の始発バスで最乗寺へ向かいます。少し時間に余裕があったので、バスロータリーのトイレに立ち寄りました。その後、定刻どおりにバスが到着。IC乗車券(SuicaやPASMOなど)が使えるので便利です。私たちの他には、1人だけ乗客がいました。


バスは途中から山の中へ入っていきます。長い上り坂が続くため、駅から徒歩で向かうのはやや大変かもしれません。約10分で、最乗寺の最寄りである終点「道了尊」バス停に到着しました。
道了尊バス停から境内までの道のり
道了尊のバス停に着いたら、まず帰りのバスの時刻を確認しました。本数はあまり多くないため、事前のチェックがおすすめ。

ここから最乗寺へ向かいますが、まだ早い時間帯ということもあり、辺りは静まり返っていました。参道を囲む背の高い杉の木々に、自然の奥深さを感じます。

バス停から境内までは、だいたい20分ほど歩きました。境内へは瑠璃門から入りましたが、そこまでは上りの階段が続きます。この道のりは、思っていたよりも大変でした。それでも、雰囲気があって、個人的には今回の行程の中で一番好きだったかもしれません。

境内を見学
本堂や書院、光明亭などをゆっくりと見て回りました。


両側に二体の天狗像が立つ結界門をくぐると、御真殿の脇にはたくさんの高下駄が奉納されています。天狗伝説が残る最乗寺らしい光景ですね。その他にも、歴史を感じさせる堂塔が数多く残されています。


なお、奥の院へ行かない場合は、滞在時間を大幅に短縮できます。トイレは境内の内外に設けられていました。
奥の院へ
奥の院までの道のりは、道了尊バス停から境内までの道よりも、一層大変でした。およそ350段の階段を登らなければならなかったからです。階段は傾斜があり、体力的にも大変でしたが、どちらかというと怖さのほうが勝っていました。ふと、メキシコのピラミッドを登ったときの記憶がよみがえり、あの感覚に似たものを感じました。ただ、一旦足を止めて周囲を眺めると、凛と立つ杉の木々が、静かな美しさを漂わせていました。

階段を登りきると、「御本地十一面観世音菩薩」が祀られた奥の院が姿を現します。この十一面観世音菩薩の化身が道了尊。最後にここでお参りをして、帰ることにしました。

山を下る帰り道
奥の院の右手にある売店の脇を通り、山を下ることにしました。頂上の売店はやっていませんでしたが、冷たい水が売られているようでした。確かに、階段を登り切った場所で飲む水は、よりおいしく感じられそうですね。
それから、裏手の山に少し入ると、何やら物音が…。木々の間に目を向けると、鹿のファミリーが。私たちに気づくと、一目散に駆け去っていきました。まさかここで鹿に遭遇するとは思わず、驚きました。この時間帯は、この山道を通る人が少ないのかもしれません。

最終的に、分岐をいくつか通り過ぎ、駐車場のある場所まで下りてきました。再び境内に戻ってきたのは、9時10分頃。そして、トイレを済ませて道了尊のバス停へ向かいました。この頃になると売店も開き始めていたので、軽く何かを食べるのも良さそうですよね。9時50分発のバスで、大雄山駅へと戻ります。
次回の後編では、小田原で途中下車し、小田原城散策とランチを楽しみます!
曹洞宗 大雄山最乗寺
住所:神奈川県南足柄市大雄町1157
「大雄山最乗寺」のホームページ



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