「安くておいしい」シドニーのレストラン３選

筆者がシドニーで訪れた、安くておいしいレストランを３つ紹介します。どのレストランも、魅力的な料理を提供していました。

Dove and Olive

サリーヒルズに構える、パブ料理を提供するバーです。バーと言っても、今回はオーストラリアの国民食であるミートパイが目当て。せっかくオーストラリアに来たのだから「オージービーフを食べたい！」と思い、旅の終盤に訪れました。

Dove and Olive はオーストラリアの様々なグッドフードガイド¹に選出。値段は良心的で、手頃な価格で料理を楽しめます。また、Sunday Pub Roasts に選ばれていることからも、イギリスの伝統料理であるサンデーローストがおすすめされています。併せてクラフトビールの種類も豊富で、定期的に種類が入れ替わります。

お店は午後12時からオープン。10分ほど前に行くと、１組のグループが扉の前で待っていました。メイン通りのクラウンストリート（Crown street）から少しだけ離れているからか、観光客というよりは地元のお客さんが多かったです。年齢層は幅広く、若い人からお年寄りまでいました。堅苦しさはなく、カジュアルで入りやすい雰囲気がありました。
まずはカウンターで注文。それから、スタッフが席まで料理を運んでくれるシステムです。注文後に好みのテーブルで待っていると、アツアツのミートパイが運ばれてきました。想像よりも遥かにサイズが大きかったです。

私は「牛肉の煮込みミートパイ」を頼みました。ベースには、マッシュポテトとソース。ミートパイの上には鮮やかなグリンピースのマッシュが盛られています。パイの中にはぎっしりと牛肉が詰まっています。かなりのボリュームで、肉そのものの味をしっかりと堪能。味付けは濃くもなく薄くもなく、ちょうど良かったです。お腹がいっぱいになり、とても満足のいく一品。これで＄20²でした。

Superbowl Chinese Restaurant （別不同）

チャイナタウンにある広東料理のレストランです。何か胃に優しい料理が食べたくなって、お粥が有名なSuperbowl（スーパーボウル）に行きました。中華街にあることから、お客さんのほとんどがアジア系です。18時過ぎに訪れたので、数えるほどのグループしかおらず、席にもまだ余裕がありました。

入口で店員さんに声をかけると、席まで案内してもらえました。テーブルには食器や箸などが一通りセットされています。数あるメニューの中からおすすめを聞くと、「チャーシュー」を勧められたため、牛フィレのお粥（Beef fillet congee）と一緒に注文。とりあえず２品頼みましたが、こちらも量が多めで、シェアすることが前提となっているようでした。

お粥は熱めの温度で提供されます。薄い塩加減であっさりとした口当たり。私にはちょうど良く感じました。チャーシューは八角等のスパイスが良く効いていて、甘辛い少々濃い味付け。単体でもおいしいですが、お粥との相性も良い気がしました。トータル3000円ほどで食すことができて、価格の面でも魅力的です。

Yashasa Paan & The Urban Chowk, Harris Park 店

Harris park station 近くにあるにあるインド料理を提供するお店。ホテルから近かったので、この駅を良く利用しました。Harris park station 周辺は、昼と夜で街の様子が全く異なります。夜になると急激に人の数が増え、半端ない活気を感じます。人口の大半はインド系の住民が占めています。
そして「スパイシーな香り」が辺りを覆い、食欲をそそります。この香りに誘われて、Yashasa Paan & The Urban Chowk へ入店。照明が明るくて、開放感がありました。外から見て比較的入りやすそうなお店を選びました。

メニュー表の最初にあった「Pav bhaji（パウバジ）」について尋ねると、店員さんは親切に教えてくれました。筆者は英語力が乏しく、ざっくりとカレーであることしか分かりませんでしたが、とりあえずPav bhaji（$14）を頼んでみることにしました。店内で食べることを伝えて、カウンター近くのテーブルで待ちました。
その間、引っ切り無しにやって来るお客さん。このことから、繁盛店であることが伺えます。皆「持ち帰り」で注文していました。テーブルの前にはテレビが設置されていて、ちょうどクリケットの試合が流れていました。日本ではあまり馴染みがないスポーツですが、インドでもオーストラリアでも人気が高いスポーツです。

15分ほどすると、料理が運ばれてきました。容器はプラスチックパックが使われていたため、やはり持ち帰りが主流のように見えました。さらに、お客さんの出入りが激しく、あまり落ち着いて食事ができませんでした。料理を持ち帰って、ホテル等の部屋で食べた方が良いかもしれません。

Pav bhaji とは、インド・ムンバイのストリートフード。トマトとバターをベースとした野菜のカレーで、玉ねぎやニンニク、様々な香辛料で味付けがされています。バターをしみ込ませたパンと一緒に食べます。野菜がたくさんが入っているので、そこまで辛さは感じませんでした。まろやかなカレーで好みの味。ヘルシーでくせもなく、多くの日本人に好まれる料理だと感じました。また、輪切りにした生の紫玉ねぎ（味付けはなし）が添えられていて、うれしかったです。
「一般的な日本人向けのガイドには載っていないお店」ですが、こういう発見も楽しいですよね。

まとめ

シドニーには「様々なルーツを持つ人々が共存している」ため、その分料理の種類も豊かです。ぜひ現地のおいしい料理をご堪能ください！

グルメ・レストランガイド

全国にあるレストラン861,777件を一般ユーザーの口コミをもとに集計した様々なグルメランキングから探すことができます。美味しいレストランや、人気のレストランが簡単に見つかります！

tabelog.com

1. ミシュランガイドのオーストラリア版のようなもの ↩︎
2. オーストラリアドル ↩︎

ペペミー

神奈川県出身で美術大学卒。中南米に３年間住んだ経験があり。国内海外を問わず旅行が好きで、これまで様々な場所に足を運びました。海外の国では、中南米やアジアを中心に24か国を訪問。

自分の経験が何か旅のヒントになるのではないかと思い、ブログを始めました。地元のバスや電車等を使った移動を好み、ややマニアックでオリジナルな情報を発信します。

YouTube『Pepemi Andanzas』でも、旅をテーマにした動画をアップしています。

andanzas.net